2014年07月06日

「八朔の雪ーみをつくし料理帖」

高田郁(かおる)さんの「八朔の雪ーみをつくし料理帖」
わたしにとっては「上杉鷹山」以来、
十数年ぶりのミステリ以外の小説の読書でした。
脳がミステリに侵食されて受け付けなくなり、
久しいですが、これは面白かった!

友人から借りて久しく、積読状態。
読まずに返そうと思っておりました。
でも返す前に1ページくらいは読んでみようと・・・
返さなくて良かった。

『神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理をだす「つる家」。
店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷大阪で、少女の頃に水害で両親を失い、
天涯孤独の身であった。大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、
天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。
しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・。
料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘とそれを囲む人々が織りなす
、連作時代小説』

   時代小説文庫より

短編連作です。
登場人物が生き生きと描かれ、
各人のキャラも秀逸です。
これ以降数冊出ているようですが、
続けて読みました。
嵌りました。

漫画での出版もされているようで、
TVドラマ化にはもってこいの小説だと思います。
できればNHKでお願いしたいのですが?
ただし、主人公の澪を演じる女優さんが難しい。
作中では『丸顔に、鈴を張ったような双眸。ちょいと上を向いた丸い鼻。
下がり気味の両の眉』とある。
この『下がり眉』が問題だ。
想像がつかない。
と、こんなアホなことを考えております。

てっぱんで主演した瀧本美織さんでお願いしたい。
『下がり眉』は気にせずに。
彼女の元気がお似合いだと考える次第でございます。

と、考えていたら・・・
北川景子さんでTV化されましたね、もう2回も。
原作の澪とえらい違う別嬪です。
まあこれでも良いですがね。

江戸の市井の人情と、
泣きたいのなら読んでください。
面白いですよ。



  文責:syun  


Posted by 黒江の町並み景観づくり at 18:05Comments(0)読書