2014年12月13日

「breaktime ミステリを少々」

    推理小説の三原則。
1、誰がやったか(フーダニット)。
2、いかにしてやったか(ハウダニット)。
3、なぜやったか(ホワイダニット)」  
  がそうです。

けれどもわたしは、そんな面倒くさいことは考えては読まない。
トリックが少しくらい破綻していても、読み手が(わたし自身)そのトリックを実際に実験をしないし、
頭の中での構築だけですから、実現可能かどうか解らないから良いのです。

読了後「ああ、面白かった」「騙された」と素直に云えるような作品を渇望しています。

ここ数年は、3の、なぜやったか(ホワイダニット)
動機に一番惹かれます。

またミステリのトリックをもろに書いて説明しているブログがあります。
それはやってはいけない基本です。
それが例え映像化されていても現金(厳禁)です。

だが、本当に面白いミステリは、何度読んでも面白いのです。
再読に耐えるミステリは素晴らしい、と考えます。

ミステリはミステリ小説だけがミステリではない。
全ての小説は、その先が分からないミステリです。
人生も、地球も、宇宙も全てがミステリであり、ミステリアスなんだと思います。

       京極夏彦著  魍魎の匣


では、またお会いしませゥ(;^_^A


       文責:syun  


Posted by 黒江の町並み景観づくり at 18:36Comments(0)推理小説