2013年04月21日

「Another」

綾辻行人さんの「Another」=もう一人

これはわたしが読んだホラー小説の中ではNO,1です。
本格ミステリが主軸なので、
ホラーはそんなに読んでいませんが。
広義のミステリを含んでの読書は、
正確な数字はわかりませんが、
700~1000冊だとすると、
ホラーは50冊くらいでしょうか。
ホラーは嫌いではないのですが、
本格ミステリで手一杯というところです。

「Another」

「Another」


 1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスメイトの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!

 この世界ではいったい、何が起こっているのか?

ホラーミステリですね。
ただのホラーではない。
ただし本格ミステリに選ばれそうになったが、
本格ミステリではない。
これを「本格ミステリ」と呼んだらあかんでしょう。

「いないもの」としての見崎 鳴がとても魅力的に描かれている。
そして「もう一人」を推理してみましたが、
惨敗でした。

クラスメイトと縁故者が何故か死んでいく。
その連鎖を断ち切るために「いないもの」を作り、
毎年起こっている災厄を逃れるため、
ある年に編み出した一つの方法で、
成功した年度もある唯一の方法。

「もう一人は」叙述のトリックに隠されていて、
わたしのアホな頭では見抜けなかった。

「もう一人」は犯人なんです。
「いないもの」は・・・・・

映画が作られているようですので、
GWにでもDVDを借りて観てみようと思っております。

             syun



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Posted by 黒江の町並み景観づくり at 00:35│Comments(0)推理小説
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